左まぶたの話

2004年10月29日
今日の夜。僕はいつものように自分の部屋に引きこもでくつろいでいました。
と、そこに。
唐突に左まぶたに生じるある感覚。

驚愕。
困惑。
そして、かゆみ。

そう、かゆい。左まぶたの最も目に近い、まつ毛の辺りに走るジクジクとした強烈なかゆみ。我を忘れて目薬を探しにキッチンへ。

部屋中を探すもなかなか見つからない目薬。時間を追うごとに強まるかゆみ。つのる焦り。

だがようやく見つけ出した! まったく手こずらせてくれる。
早速差してみる……あ、眼鏡かけたまんまだった。
外して再度挑戦。おー、入った。

安心して自分の部屋に戻るが、まだかゆみが残る。
畜生。何がいけないというんだ。
心に葛藤。額に汗。手には蚊。

って、工エェェ(´д`)ェェエ工

蚊?
カ。
KA!

か【蚊】
双翅目ヵ科の昆虫の総称。体・翅・脚共に細くか弱い。体は褐色または黒褐色で、白い紋のあるものが多い。脚は細長く、一対の透明な膜質の翅を備え、触覚は総毛状、雌では目立たない。飛ぶ時、羽音を発する。口吻は吸収に適し、人畜を刺しその血を吸う。雄は血を吸わない。種類が多く、マラリアや日本脳炎などの伝染病を媒介するものがある。幼虫を「ぼうふら」という。
─広辞苑 第三版より─

へぇ。
イエス、かゆみの原因は蚊。たった今我が右手から飛び立っていった蚊。俗世間で言われるモスキートってやつです。

フハハ、原因が分かれば問題ない。この「かゆみバイバイ」を左まぶたに……
塗れない。

くそっ、原因が蚊じゃ目薬なんて効かないじゃないか。あー、分かったら余計かゆくなってきた。


……
………ちょっとぐらいなら。

そう考え、「かゆみバイバイ」を手に取る。
左目を閉じ、まぶたに塗る……。

痛ぇよ!
なんと言いますか、まぶたって皮膚が薄いじゃないですか。
だから「かゆみバイb(ry」が目に入らなくても痛いのなんの。
って、油断して目開いたら入った! 染みる染みる!!

自分の部屋で一人のた打ち回ること数分。ようやくおさまってくる。

……OK、蚊よ。これは私に対する挑戦として受け止めた。
だが悪いな。圧倒的な科学の前に、貴様は無力だ。
アースノーマッド、スイッチオン!
これで私の勝ちだ! ハハハハハ!!

自分の部屋で一人勝ち誇ること数分。ようやく右目も刺されていることに気づく。そんな満月の夜。

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