誰か僕を稀釈してくれ
2005年6月7日僕は球体が嫌いだ。
いや、苦手と言った方がしっくり来るのかもしれない。
"安定"を知ることのない、三次元の産物。
滑らかな曲線が生み出す無限の可能性。
僕は、その全てが嫌いだ。
決して彼を馬鹿にしていたわけではない。
フリースローは体力を要するわけではなく、技量を問われるもの。
相容れることない球体と織り成すソレに、自信を持つ方が無理な話だ。
だから僕は、決して彼に対しての圧倒的な勝利を信じてなどいなかった。
だが、余裕はあった。
何とかなるだろうと思っていた。
何とかならなかった。
だから僕は、球体が嫌いだ。
でも、それ以上に、
僕は、僕が嫌いだ。
いや、苦手と言った方がしっくり来るのかもしれない。
"安定"を知ることのない、三次元の産物。
滑らかな曲線が生み出す無限の可能性。
僕は、その全てが嫌いだ。
決して彼を馬鹿にしていたわけではない。
フリースローは体力を要するわけではなく、技量を問われるもの。
相容れることない球体と織り成すソレに、自信を持つ方が無理な話だ。
だから僕は、決して彼に対しての圧倒的な勝利を信じてなどいなかった。
だが、余裕はあった。
何とかなるだろうと思っていた。
何とかならなかった。
だから僕は、球体が嫌いだ。
でも、それ以上に、
僕は、僕が嫌いだ。
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